大河ドラマ歴代

キネヨコ(編集長・三上靖史)

歴代のNHK大河ドラマ(一覧)

三上靖史

大河ドラマ一覧

歴代の大河ドラマの一覧です。ランキングや視聴率、動画の予告編、あらすじ(ネタバレ注意)、キャスト(主演)など。動画ストリーミング配信(U-NEXT、NHKオンデマンドなど)へのリンク付き。~三上靖史(キネヨコ編集部)

2010年代2000年代1990年代1980年代ページの先頭↑

2010年代
作品名 見どころ 動画
「江~姫たちの戦国~」

(2011年)
【主演】上野樹里
【見どころ】大河ドラマの大きな節目となる第50作は、織田信長の妹・市の三女、江(ごう)が主人公。戦国の動乱で幼くして父と母を亡くし、3度の政略結婚を余儀なくされながらも前向きに生き、最終的には徳川2代将軍・秀忠の正室、そして3代将軍・家光の母となった、江の波乱に満ちた生涯にスポットをあてる。原作・脚本を手がけたのは「篤姫」で大きな話題を呼んだ脚本家・田渕久美子。戦国を力強く生きた女性たちを感情豊かに描き、今までとはひと味違った切り口で武将や姫たちの姿に迫る。 主演は大河ドラマ初登場、時代劇も初挑戦で、自信も三姉妹の末っ子だという上野樹里。コミカルもシリアスも幅広くこなす演技力を買われて起用された。長女の淀役は宮沢りえ、二女の初役に水川あさみと、浅井家の美女三姉妹の共演も注目される。
第1話(YouTube)→

U-NEXT→

NHKオンデマンド→

ひかりTV→
「龍馬伝」

(2010年)
【主演】福山雅治
【見どころ】坂本龍馬といえば、大河ドラマ第6作の原作にもなった司馬遼太郎の「竜馬がゆく」があまりにも有名だが、本作ではカリスマ的人気を誇るアーティスト・福山雅治を龍馬役に抜擢し、偉業を成し遂げた雲の上の人ではなく、すぐ隣にいる等身大のヒーローという新しい龍馬像をオリジナル脚本で作り出した。名もなき土佐の若者が日本を動かす「龍」に進化していく様と、龍馬を取り巻く人間模様を描く。また、幕末は西洋諸国が黄金の国“ジパング”にビジネスチャンスを求めてやってきた時代でもあることから、龍馬と同時期に土佐に生まれ、三菱財閥の礎を築いた経済人・岩崎弥太郎をキーマンとして登場させた。貧しい地下浪人の家に生まれた苦労人、弥太郎の人生ドラマも絡ませ、龍馬への嫉妬、憎しみ、憧れを抱き続けた弥太郎の視点から語られる龍馬“伝”となった。
U-NEXT→

NHKオンデマンド→

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2000年代
作品名 見どころ 動画
「天地人」

(2009年)
【主演】妻夫木聡
【見どころ】越後の名門・上杉家の重臣、直江兼続の生涯を描いた作品。利発だった兼続は5歳のとき、4歳年上で上杉謙信の養子・景勝の家臣となる。以来、謙信の実子との家督争いに勝つことになる景勝を側近として生涯支えた。謙信から「義」を貫くことの大切さを学び、戦乱の日々の中で仁愛の「愛」という信念にたどり着いた兼続は、兜に「愛」の文字を掲げる。そして、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗らを魅了し、また恐れられもする名参謀役となってゆく。 兼続が泣き虫だという人物造形や、母・お藤が幼い与六に武士の生き方を言い聞かせる「紅葉の教え」などは原作にはないオリジナルだった。「来るべき冬に備えて幹を守るために、木は葉に行き渡らせていた栄養分を止める。深紅は、葉が死ぬ間際に見せる色。大切なものを守るために紅く散ってゆく紅葉は、武士の生き方に通じる」というその内容は、脚本の小松江里子が日本画家・堀文子の言葉から思いついたものだったという。
予告編(YouTube)→

U-NEXT→

NHKオンデマンド→

ひかりTV→
「篤姫」

(2008年)
【主演】宮﨑あおい
【見どころ】薩摩藩・島津家の分家に生まれながら、将軍の正室となった篤姫。そのシンデレラ・ストーリーと、しなやかな強さで波乱に満ちた運命を乗り越えた一生を描く。宮尾登美子の『天璋院篤姫』を、田渕久美子が脚本化した。 於一(篤姫)は、囲碁や歴史書が好きな好奇心いっぱいの少女。男子の学問所に男装してまぎれ込んだりもする行動派で、重臣の家柄の小松帯刀とも親しくなる。薩摩藩主・島津斉彬は、於一の資質を見抜き養女にする。さらには一橋慶喜を次期将軍職に就けるという遠謀深慮から、十三代将軍・徳川家定の正室として江戸城に送り込む。 篤姫は老女・幾島らと江戸へ向かい家定と結婚するが、病弱な家定はわずか1年半余りで病死。 篤姫は仏門に入り天璋院を名乗る。その後、十四代将軍家茂の正室・皇女和宮との確執を乗り越え、大奥の最高実力者として薩摩に働きかけて江戸城を無血開城に導くなど、最後まで徳川家の人間として力を尽くした。
dailymotion(第1話)→

NHKオンデマンド→
「風林火山」

(2007年)
【主演】内野聖陽
【見どころ】武田晴信(信玄)に仕えた伝説の軍師・山本勘助の波乱の生涯。井上靖の小説『風林火山』をもとに、大森寿美男が脚本化した。原作の冒頭で描かれる勘助の武田家仕官のエピソードがドラマで登場するのは第12回で、第11回までは、勘助が諸国を放浪する、大森のオリジナル・ストーリーとなった。 諸国を巡っていた隻眼の浪人・勘助は、村娘ミツを救う。しかし勘助の子どもを身ごもつたミツは信虎に殺されてしまう。勘助は復しゅうのために武田家に近づき、信虎の嫡男・晴信と出会う。晴信の家臣となった勘助は、信濃をはさんで武田と対峙する宿敵上杉との生涯の戦いに飲み込まれていく。内野聖陽に加え連続テレビドラマ初出演の歌舞伎俳優・市川亀治郎、長尾景虎(上杉謙信)役のミュージシヤンGACKTが強烈な個性をぶつけ合った。またミツ役で一気に注目を浴びた貫地谷しほりが2008年10月放送スタートの連続テレビ小説「ちりとてちん」の主役に抜てきされたことも話題になった。
NHKオンデマンド→

「功名が辻」

(2006年)
【主演】仲間由紀恵
【見どころ】“内助の功”の代名詞「山内一豊の妻」。その妻・千代と一豊の出会いから、千代の晩年までをつづった。戦で父母を失った幼い千代は、山中を逃げ回るうち、仕官先を求めて戦場を渡り歩いていた若武者・一豊に助けられる。成長した千代は、侍女として仕えていた竹中半兵衛の仲立ちで、一豊と運命的に再会。2人は結婚する。あるとき千代は、貧しかった一豊に自分の持参金を渡して駿馬を買わせた。 このことが、主君・織田信長の耳に達し一豊の立身出世のもととなる。信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕えた一豊は、折々の千代の内助に支えられ、ついには土佐二十四万石の領主となる。女性に関する資料がほとんど残されていない戦国時代にあって、千代は、その名を語り継がれてきた稀有な存在。“合併・吸収・倒産”が繰り返される城という“企業”のなかで生き抜く夫の出世を支えた。 司馬遼太郎の原作を脚本化した大石静は、「お命の持ち帰りこそ功名の種にございます」の決めぜりふで、今に通じる千代像を描いた。
NHKオンデマンド→

「義経」

(2005年)
【主演】滝沢秀明
【見どころ】宮尾登美子の原作『宮尾本 平家物語』と、このドラマのために書き下ろした『義経』をもとに、金子成人が脚本化した。源平の歴史の底に流れる家族の物語。欠落した“父”を求める源義経の心の揺らぎを浮かび上がらせながら、義経の生きた30年の人生を描いた。 幼名・牛若として義経が生まれて間もなく、平治の乱で父・義朝は平清盛によって殺害される。 そして美しい母・常盤は清盛の愛妾となり、幼い牛若は清盛を父と慕うようになる。しかし、常盤の存在が清盛の妻・時子の知るところとなったため、常盤は清盛のもとを去り、牛若は鞍馬寺に預けられ遮那王と名乗る。元服して義経を名乗るようになると、出家を迫る平家から逃れ、源氏ゆかりの奥州で奥州藤原氏の当主・秀衡のもとに身を寄せる。そして、弁慶ら家来とともに異母兄・頼朝のもとに参じて先頭に立って平氏を滅亡させる。 しかし義経の大活躍は、頼朝に疑心暗鬼を生じさせることになるのだった。
チャンネル銀河→

「新選組!」

(2004年)
【主演】香取慎吾
【見どころ】20代の終わり、1863年に新選組を組織し、その局長として幕末の6年間を駆け抜けた近藤勇と、ともに戦った仲間たち。脚本を書き下ろした三谷幸喜は、34歳の若さで生涯を閉じた勇の生涯から、「浪士組結成」「上洛」 「芹沢鴨粛清」「新選組誕生」「池田屋事件」「龍馬暗殺」「隊士の脱走」「鳥羽伏見の戦い」や、さまざまな理由による仲間の死など、インパクトのあった49日を選び、1話分をほぼ1日の出来事として描いた。また、近藤や仲間たちの目を通して幕末を描きたいとの考えから、客観的な語り口となるナレーションを極力少なくするなど、三谷ならではのアイデアが随所に盛り込まれた。 近藤勇役の香取慎吾以下、山本耕史(副長・土方歳三)、藤原竜也(沖田総司)、オダギリジョー(斎藤一)、山本太郎(原田左之助)、堺雅人(山南敬助)、中村勘太郎(藤堂平助)、山口智充(永倉新八)、照英(島田魁)などの俳優が、若さと勢いのある新選組隊士を生き生きと演じてそれぞれ人気を集め、一方で、勇らと壬生浪士組を結成して筆頭局長となる芹沢鴨役の佐藤浩市、多摩時代からの兄弟子で「源さん」と隊士たちから慕われた井上源三郎役の小林隆らベテランの存在感が重みを与えた。 物語は、新選組結成10年前の江戸から始まる。剣術の道場を継ぐために修業に励んでいた21歳の近藤勇。ある日、親友の土方歳三と一緒にいたとき、ちょっとしたことから桂小五郎といさかいになる。そこに仲裁に入ったのが、千葉道場の坂本龍馬。2人は龍馬に誘われ佐久間象山のお伴をして、江戸を騒然とさせた黒船を見に行く。
予告編(NHKアーカイブス)→

「武蔵 MUSASHI」

(2003年)
【主演】市川新之助(現・市川海老蔵)
【見どころ】戦国時代末期に生まれ、江戸時代までの動乱を生き抜いた剣豪・宮本武蔵。すでに、江戸時代の後期には歌舞伎『敵討巌流島』が上演されるなど、早くから浄瑠璃、講談の世界でも人気だった武蔵の物語を、吉川英治の小説『宮本武蔵』をベースに鎌田敏夫の脚本でドラマ化した。人間の持つ弱さを克服しながら、己を追究し、兵法と人生を切り開いてゆく武蔵の姿が、幼なじみのお通との恋や、親友・本位田又八との友情を織り交ぜながら描かれた。 17歳の武蔵は、又八とともに関ヶ原の戦いに参戦した。しかし、2万5000丁の鉄砲が集められた大合戦で、武蔵たちの力は無に等しかった。主君のいない一介の浪人・武蔵は、諸国を放浪しながら自らの剣術に磨きをかけてゆく。剣豪を相手に負け知らずの武蔵は、29歳で宿命のライバル・佐々木小次郎との“巌流島の決闘”の日を迎え、勝利する。第33作「花の乱」で大河デビユーした市川新之助が大河ドラマの初の主役を務め、『荒野の用心棒』『海の上のピアニスト』など数々の有名な映画音楽を手がけたイタリアの作曲家エンニオ・モリコーネが音楽を手がけたことも話題を呼んだ。
予告編(NHKアーカイブス)→

「利家とまつ~加賀百万石物語~」

(2002年)
【主演】唐沢寿明、松嶋菜々子
【見どころ】加賀百万石の祖・前田利家と、賢夫人として知られる妻・まつの夫婦愛とサクセスストーリーを軸に、戦国群像を描いた。 尾張国荒子(名古屋市中川区付近)を治める前田利昌の4男として生まれた利家は、少年のころ華美な格好や奇抜な言動で“かぶき者”と言われていた。そんな利家は、自分以上にかぶいていると評判の織田信長と出会い、父の反対を押し切って信長に仕える。稲生の合戦で手柄を立てた利家は、側近集団・赤母衣の筆頭となり帰郷。幼いころ前田家の養女となり、美しく成長していたまつと再会し結婚する。本能寺の変で主君・信長を失った利家は、豊臣秀吉に従い、大名として加賀百万石の基礎を築いていく。 ときとして優柔不断な面も見せる利家だったが、まつは、2男9女を産み育て、幸福なときも不遇のときも、明るく気丈に利家を支え続けた。利家が悩むとき、落ち込むとき、逆境に陥ったときに発するまつの「わたくしにお任せくださりませ!」という一言が利家の多くの苦難を救うことになった。利家の没後、徳川家康が天下を取った際には、前田家と徳川家との争いを避けるために、まつは人質として江戸城に入ることを決意。晩年までの15年を過ごした。
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「北条時宗」

(2001年)
【主演】和泉元彌
【見どころ】チンギス・ハンの孫フビライによる蒙古襲来のあった13世紀の鎌倉時代に、文永の役、弘安の役の2度の危機に立ち向かつた北条時宗。 18歳の若さで鎌倉幕府の執権となった時宗の34年の短い一生は、幕府内の骨肉の争い、異母兄・時輔との確執にさいなまれる苦悩に満ちたものだった。執権・北条時頼の正室の子として生まれた時宗は、側室の子、兄・時輔を抜いて、家を継ぐ立場となる。18歳の時宗が執権に就任したその年、蒙古からの国書が届く。都を大都(現在の北京)に移し、高麗(現在の朝鮮半島)をも服属させていた蒙古は、たびたび日本に貢ぎ物を要求したが、時宗はこれを退けた。国内では政敵を倒し、国外に対しては蒙古への防備を進める時宗は、やがて対立勢力である時輔の命をも狙うようになる。 中国の内モンゴルでの大規模ロケのほか、CGやデジタル合成技術を駆使して蒙古襲来シーンを再現するなど、スケールの大きい作品となった。テーマ曲にはモンゴルの女性歌手ノロヴバンザドの歌声が流れた。
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「葵 徳川三代」

(2000年)
【主演】津川雅彦
【見どころ】江戸時代の幕藩体制を確立させた徳川家康、秀忠、家光の治世と人生を軸に、徳川三代の物語を展開。第1回を「総括関ヶ原」として、第2回から13週にわたって描かれる関ヶ原の合戦のハイライトを一挙に紹介するという独特の構成だった。 大河ドラマ初のハイビジョン撮影に対応すべく美術スタッフはその5年も前から準備を進め、豪華絢燗な襖絵などで当時の大坂城の様子を再現。合戦シーンでも、極彩色の鎧兜や甲冑のリアルな色合い、ぶつかり合う槍の1本1本が映し出されるなど、迫力ある映像が実現した。ハイビジョンで見た視聴者はまだ少なかったが、高画質でワイド画面の迫力に驚きの声が寄せられた。 ドラマの案内役を水戸光圀に扮した中村梅雀が担当。 系図などを用いながら、物語の背景をわかりやすく解説するスタイルが話題に。 光圀=黄門様でおなじみの2人の家臣、介さん(佐々介三郎)、覚さん(安積覚兵衛)に女優を起用したのもユニークだった。
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1990年代
作品名 見どころ 動画
「元禄繚乱」

(1999年)
【主演】中村勘九郎(現・中村勘三郎)
【見どころ】赤穂(現・兵庫県赤穂市)浅野家の家老職の家に生まれ、21歳で家老となった大石内蔵助。“昼行灯”とあだ名をつけられるほど安穏と生きていた彼の日常は、“松の廊下事件”で一変する。 吉良上野介に刃傷に及んだかどで、主君・浅野内匠頭が幕府から即日切腹を言い渡され、領地を召し上げられてしまう。内蔵助はお家の再興を図るものの、将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保の謀略により、赤穂藩は断絶。藩士たちは禄を失い、浪人となった。 主君の仇討ちを目論む内蔵助は、本意を隠しながら機会をうかがい、1702(元禄15)年12月14日深夜、堀部安兵衛ら47人の赤穂浪士の首領として江戸本所の吉良邸に討ち入った。 元禄時代は、幕藩体制が安定を見せ、町人の台頭が始まった、いわば江戸時代のバブル期。そんな時代の華やぎとともに、赤穂浪士たちを中心に百花練乱の人間ドラマが描かれた。
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「徳川慶喜」

(1998年)
【主演】本木雅弘
【見どころ】260年余続いた江戸幕府。その最後の将軍・徳川慶喜の生い立ちから幕府の終焉までを描いた。御三家・水戸徳川家の7男として生まれた慶喜は、11歳で御三卿・一橋家の養子となる。 ペリー艦隊の来航以降、揺れて権威を失っていく幕府のなかで“最後の切り札”的存在となった慶喜は30歳で十五代将軍となる。ナポレオンに共感し、ヨーロッパの事情にも通じていた慶喜は積極的な政治改革、軍事改革を推し進めるが、倒幕運動は激しさを増し、大政奉還を決意する。慶喜は将軍職在任中は一度も江戸城に足を踏み入れたことがないという異例の将軍だった。幕末の激動と格闘した慶喜の葛藤とともに、同時代の江戸庶民たちの姿を活写。斉昭、慶喜と親交があったという設定の江戸火消し新門辰五郎の女房・れんがドラマの語りを務め、庶民の立場で江戸の日常や、為政者たちの行動を解説した。 ドラマ終了後のコーナー「徳川慶喜紀行」のナレーションは、キャスターの小宮悦子が務め、話題となった。
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「毛利元就」

(1997年)
【主演】中村橋之助
【見どころ】「三矢の教え」で知られる毛利元就を生誕500年に当たるこの年に取り上げた。安芸国(広島県)の小領主・毛利弘元の次男として生まれた元就は、病気がちだった母を5歳で失い、5年後に父を、20歳のときに兄を失う。さらに、家を継いだ兄の遺児も早世したため、27歳で毛利家を相続。 200余の合戦を戦い、政略を駆使して毛利家を西日本最大の大名に成長させた。 豪傑と受けとめられる元就だが、家族などにあてた現存する手紙には、ひとりの男としての悩みもつづられている。そんな元就の人間味あふれる姿を、永井路子の二つの原作(『山霧』『元就、そして女たち』)を下敷きに、内館牧子が娯楽色豊かに描いた。 愛妻・美伊の方が47歳で亡くなるまで側室を持たなかったという元就が、妻の膝枕で弱音をこぼす姿や、「3本の矢」を4本に書き換えてのエピソードなど、オリジナルの脚色が随所にちりばめられている。少年時代の元就(幼名・松寿丸)を演じたV6の森田剛、元就の嫡男・隆元役の上川隆也などの起用も話題になった。
予告編(NHKアーカイブス)→

「秀吉」

(1996年)
【主演】竹中直人
【見どころ】戦国時代、尾張の貧しい農民の子として生まれ、織田信長の足軽から、ついには天下人にまで上りつめた豊臣秀吉。その出世物語を、現代の視点から再解釈。堺屋太一の小説をもとに、武家社会という組織のなかでの出世競争、派閥争い、そして、そこに属する一人ひとりの熱い夢を、現代の組織に生きるサラリーマンと重ね合わせるようにして描いた。また、エネルギッシュな母・なか、秀吉を生涯支えた正室・おね、秀吉の片腕となり天下統一に貢献した弟・秀長ら、家族たちの姿にも光を当て、ファミリードラマ色も強調。 家族をめぐる視点から、視聴者の共感と理解を呼ぶ物語が展開された。 それまで映画を中心に活躍しており、連続ドラマ初主演となった竹中の生き生きとした演技が人気に。美化・神格化しすぎないヒーロー像と、明るくコミカルなタッチの脚本も広い年齢層に受け、平均30・5%という高視聴率を記録。歴代の大河ドラマのなかでも上位に入るヒット作となった。
予告編(NHKアーカイブス)→

「八代将軍 吉宗」

(1995年)
【主演】西田敏行
【見どころ】江戸幕府中興の祖と呼ばれた徳川吉宗の人間味あふれる活躍を、シリアスかつコミカルに描く。1684年、紀州藩主徳川光貞の四男として生まれた吉宗。当時の常識からすれば、まず跡継ぎにはなれない存在だったが、兄や父が相次いで亡くなり紀州藩主の座に就く。さらには、七代将軍・家継が跡継ぎのないまま8歳で病死したことから、家康のひ孫である吉宗が八代将軍に決まったのだった。吉宗は、幕府の慢性的な財政難を立て直すため、享保の改革を断行。人材の交代や経済改革、医学や洋学の奨励、目安箱の設置など、多彩な改革を行い情勢を安定させた。 脚本は第25作「独眼竜政宗」を手がけたジェームス三木で、大河ドラマ2作目。 また、西田は、第28作「翔ぶが如く」の西郷隆盛役に続く2度目の大河ドラマ主演だった。
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「花の乱」

(1994年)
【主演】三田佳子
【見どころ】幽玄美を体現する東山文化が開花した室町時代後期。だが、一方では、各地の大名が東軍・西軍に分かれて11年間も戦った戦国時代の前ぶれともいえる応仁の乱(1467~77年)が起きた時代でもあった。 政治より文化や風流の世界を好んだ八代将軍・足利義政は、銀閣寺に代表される東山文化を築いた人物。そんな夫に代わって政治を切り盛りし、理財の才も発揮した才色兼備の正室・日野富子の波乱に富んだ生涯を描く。 富子が引き起こした我が子・義尚と義政の弟・義視との後継者争いが応仁の乱の原因のひとつとなったとも言われ、後世の歴史家たちから“希代の悪女”とも評された富子は、本当に悪い女だったのか。脚本家の市川森一が新解釈を加えながら、これまで掘り下げられることの少なかった富子の実像に迫った。
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「炎立つ」

(1993年)
【主演】渡辺謙
【見どころ】平安時代末期、蝦夷地と呼ばれ中央からの偏見にさらされていた東北地方で、平安京に匹敵するほどきらびやかな大都市・平泉が誕生し、中尊寺金色堂などに象徴される仏教文化が栄え、その栄華は奥州 藤原氏四代、約100年の問続いた。奥州藤原氏誕生の序章から滅亡までを、主人公を変えながら3部構成でつづった作品。9か月の放送期間となった。第1部は、父の代に都から陸奥に移り郡司を務めるが、前九年の 役で源頼義・義家父子に敗れて処刑された奥州藤原氏の祖・藤原経清の波乱の人生。第2部は経清の子で奥州藤原氏の初代となった清衡が過酷な運命を生き延び、平泉に華やかな都を築くまでを、第3部は、四代泰衡が戦を避けようと努力しながらも、鎌倉幕府を開く源頼朝によって滅ぼされるまでを描く。
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「琉球の風 Dragon Spirit」

(1993年)
【主演】東山紀之
【見どころ】陳舜臣の長編小説をドラマ化。明の帰化人の子孫で琉球人医師の父・楊邦義と母・真鶴の長男・啓泰と真鶴の不義から生まれた弟の啓山。この兄弟を中心に、16世紀末から17世紀にかけて、琉球が薩摩藩島津氏に支配されていった時代を描く。主人公・啓泰は架空の人物だが、近世琉球の発展に尽くす啓泰と、独自の琉球舞踊を創出する啓山には、それぞれモデルとなった実在の人物がいるという。啓泰と啓山は、明で幼少期を過ごすが、倭寇に襲われ、父母が行方不明になってしまう。その後2人は、武術家・震天風に助けられ琉球に渡るが、やがて父・楊邦義が島津で、母・真鶴が京都で生きていることを知る。
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「信長 KING OF ZIPANGU」

(1992年)
【主演】緒形直人
【見どころ】織田信長は第29作までの8作品に登場しているが、主人公になるのは初めて。人気となった第26作「武田信玄」の脚本を担当した田向正健が書き下ろし、従来、型破りな暴君としてとらえられることの多かった信長を、人間味あふれる政治家、文化人としても描いた。1563年に来日、畿内でのキリスト教布教を許されたポルトガル人宣教師ルイス・フロイスの回想を通して、人間・信長が語られた。信長役の緒形直人は、第3作「太閤記」、第20作「峠の群像」で主役を務めた父・緒形拳と、親子二代での主演を果たした。また、菊池桃子、仲村トオル、中山美穂など若手俳優を多数起用したことも特徴的だった。フロイスによるナレーションが日本と西欧が初めて接近した時代を象徴。「アテブレーベ・オブリガード!(「また近いうちに。ありがとう」の意味)」のあいさつで毎回の放送を締めくくった。
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「太平記」

(1991年)
【主演】真田広之
【見どころ】室町幕府初代将軍・足利尊氏の生涯を描いた。原作は、吉川英治の『私本太平記』。鎌倉時代末期、尊氏は幕府と対立した後醍醐天皇に味方し、新田義貞らと呼応して鎌倉幕府を打倒、後醍醐天皇による親政が始まる。しかし尊氏は後醍醐天皇と対立、天皇側の義貞、楠木正成らと戦い、一度は九州まで追い詰められる。しかし反攻して新田、楠木勢に勝利する。しかし、尊氏と後醍醐天皇の和解は失敗。後醍醐天皇は南朝を興し、2人の天皇が併存する南北朝期は数十年続くことになった。大河ドラマで南北朝期が描かれるのは初めてだった。真田広之と、妻・登子役の沢口靖子が大河ドラマで夫婦役を演じるのは2度目。第25作「独眼竜政宗」では、伊達政宗の娘(沢口)と徳川家康の息子(真田)は不本意な離縁をするが、本作品では登子が尊氏の支えとなり添い遂げる。
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「翔ぶが如く」

(1990年)
【主演】西田敏行
【見どころ】新しい日本の姿を求めながら二人三脚で歩んだ、西郷隆盛と大久保利通。同時代、薩摩の同じ村に生まれ育った2人の維新前後を題材に、司馬遼太郎の同名小説を小山内美江子が脚色した。第1部「幕末編」、第2部「明治編」の2部構成で、西郷、大久保の軌跡とともに、新しい国家づくりに奔走した人々の姿を多角的に描いた。 せりふやナレーション(第1部・草野大吾/海老原穆役、第2部・田中裕子/西郷いと役)に薩摩言葉を積極的に導入し、リアルな薩摩の空気感を演出。また、何度かロケが行われた地元の鹿児島県では「翔ぶが如く館」が開設され、奄美大島には「愛加那の郷」(愛加那は、隆盛の側室となった奄美大島の女性の名。石田えりが演じた)が設けられるなど、ドラマにちなんだ観光事業も積極的に行われた。
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1980年代
作品名 見どころ 動画
「春日局」

(1989年)
【主演】大原麗子
【見どころ】幼名・竹千代、後の三代将軍・徳川家光(江口洋介)の乳母として竹千代に深い愛情を注ぎ、家光の将軍就任後は、大奥取締、将軍の相談役として政治の場に大きな影響力を持った春日局(大原麗子)の生涯を描いた。幼い日、おふくと呼ばれた春日局は、4歳のときに、山崎の合戦で戦死した父がはりつけにされる無残な姿を見てショックを受け、母・お安(佐久間良子)とともに戦乱の世を生き延びながら、心から平和を願うようになる。後年、徳川家に奉公に上がり、家康(丹波哲郎)によって竹千代の乳母に指名された春日局は、朝廷と幕府の関係修復など、平和を目指す政治行動を通して幕府の創成期を支えてゆく。 橋田壽賀子の書き下ろし作品。橋田は「戦争を生き抜いて平和を見た」女性として、春日局に自身の体験を重ね合わせ、平和への願いを託しながら書いたという。
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「武田信玄」

(1988年)
【主演】中井貴一
【見どころ】戦国時代、甲斐(山梨県)の国主として乱世を駆け抜けた武田信玄(中井貴一)の生涯。20歳のとき、無理な出兵と極端な武断政治により人望を失っていた父・信虎(平幹二朗)を駿河(静岡県)に追放した信玄は、民政に力を注ぐ一方、70回近い戦で広大な領土を獲得した。越後(新潟県)の宿敵、上杉謙信(柴田恭兵)とは、信濃(長野県)の川中島で10年余、5回にわたって戦うが、決着はつかなかった。52歳で上洛を決意、徳川家康(中村橋之助)と援軍の織田信長勢を三方ヶ原の戦いで破るが、志半ばにして病に倒れ生涯を閉じる。信玄の初恋の少女・おここと、おここにそっくりだという設定の側室・湖衣姫の2役を、南野陽子が演じた。また、語りを、信玄の母・大井夫人役の若尾文子が担当。ドラマの締めくくりの言葉「今宵はここまでに致しとうござりまする」が、同年の流行語大賞に選ばれた。
NHKオンデマンド→

「独眼竜政宗」

(1987年)
【主演】渡辺謙
【見どころ】近代を舞台にした大河ドラマが3作続いた後、4年ぶりに登場した時代劇作品。平均視聴率39.8%は、第49作までの大河ドラマのなかで歴代最高を記録した。 戦国時代後期に生まれ、奥羽の暴れん坊と呼ばれ、一代で仙台六十二万石の基礎を築いた隻眼の武将・伊達政宗(渡辺謙)の物語。 幼名を梵天丸と名付けられた政宗は、5歳のときに庖瘡のため右目を失明するが、その資質に期待をかけていた父.輝宗(北大路欣也)は幼い息子に王者の教育を施す。18歳で家督を相続した政宗は、米沢を中心に急速に勢力を伸ばし、中央への進出を図る。ししかし、時代は秀吉の天下。秀吉の没後、政宗の前には家康が立ちはだかる。 「20年早く生まれていたら天下を取れたかもしれない」武将の生きざまを、ジェームス三木が脚本化した。原作は、山岡荘八の『伊達政宗』。
予告編(NHKアーカイブス)→

出典:
NHK大河ドラマ大全 50作品徹底ガイド完全保存版 (教養・文化シリーズ)

NHK大河ドラマ50作パーフェクトガイド―〈花の生涯〉から〈江~姫たちの戦国~〉まで (ステラMOOK)

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